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5月27日(金)札幌証券取引所2Fホールにて、北海道インデペンデンツクラブが開催されました。北海道北海道経済産業局地域経済部 産業技術革新課課長補佐（スタートアップ・産学官連携担当）南智彦様より、J-STARTUP HOKKAIDOの取り組みについてのご説明がありました。グローバルに活躍することが期待される北海道のスタートアップを選定、集中支援するこのプログラムは2020年7月に始まり、経済産業省北海道経済産業局、札幌市、さっぽろ産業振興財団が、共同事務局として運営され、サポーターズも44機関となっています。認定企業は32社にのぼります。
特別セッションでは、J-Starup HOKKAIDO認定スタートアップ企業(以下5社)による事業プレゼンが行われました。

1.AWL株式会社（代表取締役社長 北出 宗治 氏）

【事業概要】2016年創業。北大発ベンチャーで、約20カ国の多国籍メンバーが、リテール店舗の課題解決、価値向上を実現するため、エッジAIカメラソリューションを開発、提供しています。既設の防犯カメラをAI化する専用エッジデバイス「AWLBOX」と、タブレットやサイネージにインストールしてAI分析、自動化を実現する「AWL Lite」サービスを展開中。

2.株式会社岩谷技研（管理本部本部長 中園 利宏 氏）

【事業概要】2016年創業。高高度ガス気球と旅行用気密キャビンを開発・製造し、気球による“NearSpaceからの宇宙旅行”を目指す旅客技術開発会社です。有人宇宙キャビン、気球観測装置、パラシュートに関する5つの特許を持っています。2022年6月には、自社の機密キャビンを使った生物実験で、ハムスターを成層圏から生還させることに成功。

3.株式会社komham（代表取締役 西山 すの 氏）

【事業概要】牧草由来の微生物群コムハム菌で生ゴミを減容処理するサービス「コムハム」を提供。電力を使わず環境に配慮して生ゴミを処理できる技術を構築しています。2022年5月には、生ごみの投入量や温室効果ガス排出量を観測し、ソーラー発電で自動駆動する「スマートコンポスト」も開発しました。

4.ネットドア株式会社（代表取締役CEO 藤田 知直 氏）

【事業概要】2019年創業。デジタルサイネージ・ＬＥＤビジョンの製造・販売を行う。設計からシステム開発・企画、コンテンツ制作、設置、運用、管理までをワンストップで提供しているため、高品質かつ安価を実現。鏡に埋め込むタイプのデジタルサイネージ「MirrorSignミラーサイン」「窓面シースルーLEDビジョン」などインパクトのある商品を提供。

5.HILO株式会社（代表取締役 天野 麻穂 氏）

【事業概要】同社CTOである、北海道大学大学院医学研究院教授大場氏の「光診断薬」をシーズを基に創業。慢性骨髄性白血病患者のための薬効判定サービス「光診断薬Pickles」を開発。治療開始前に、患者それぞれにあう薬が見つかる可能性を広げています。北大からHILOに譲渡された特許2件を保持。NEDO NEP type B等 助成金に採択。



※「THE INDEPENDENTS」2021年7月号 - p7より