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「不動産M&Aと優良収益不動産マッチングプラットフォーム『ReeMA』」

公開


【竹口 淳氏 略歴】
生年月日:1971年8月13日
出身高校:富山中部高校
明治大学卒業。1994年富士銀行、ソフトバンク・インベストメント、KPMG等を経て、2011年にアジアに活動拠点を移し、現地財閥と銀行を設立し経営に参画。その後、現地で不動産仲介(賃貸・売買)・管理・開発に携わる。
2019年1月に帰国。ソフトウェア開発の(株)アイスリーデザインの取締役CFOとして活動するため自社を休眠。自社株式を(株)アイスリーに譲渡、買い戻しを経たのち、2020年に同社をリーマ株式会社へと商号変更し現在に至る。

【リーマ(株)】
設 立 :2016年7月28日
資本金 :31,800千円
所在地 :東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F WeWork 108号室
事業内容:不動産M&Aマッチングサイト運営、資産運用コンサルティングほか
従業員数:N.A

不動産M&Aと優良収益不動産マッチングプラットフォーム
『ReeMA』


■創業の経緯

個人所得税の増税や、法人税の軽減の流れから、収益不動産の保有形態は個人所有から法人設立・法人所有へと変わっていこうとしています。一方で、収益不動産の流通市場は未だ個別不動産売買(資産譲渡)が主流にとどまっている状況です。

また不動産売買市場にかかわっている一般の大手M&A仲介会社であっても、そこに不動産専門家の数は不十分です。なおかつ、仲介フィーも異常に高い状況が続いています。当社は、そのような状況に陥っている市場に一石を投じたいと考えました。そして売主や買主にとって、法人売買である方が税務上のメリットがあることに着目し、マッチングサイトの構築構想を持ち、この度自社を設立し運営を始めています。

■5000~3億円のレジデンス収益物件に着目

不動産M&Aは通常の売買仲介と異なり、不動産の保有する資産管理会社の株式譲渡を指します。当社の不動産M&Aが提供する価値は、売買法人にとっては「節税」「コストダウン」「収益源の確保」のサポートと関係者の交流促進です。

コストダウンや節税のイメージですが、例えば、現在、売主には、物件売却時に法人税「約35%」と所得税「最大50%」がかかりますが、不動産M&Aならば株式譲渡益「20.315%」ですむというメリットをあげられます。 買主にとっては、所有権移転時に必要な「登録免許税」「不動産取得税」「不動産登記費用」「印紙税」が不要となります。

■今後の事業展開について

当社は「不動産M&A特化型」マッチングサイトの運営を通じ、ディールノウハウの蓄積し、2021年後半以降には、不動産M&A教育事業(2022年度開始)にも注力します。専門家(弁護士、会計士、税理士など)に対するデューデリジェンス(DD)&バリューアナリシス(VA)ソリューションの提供も行います。

現在、M&Aの実効性を高める精度の高い情報提供、投資目安となる企業価値算定評価書やDDに必要なIP(information package)を自動作成するAIモジュールを提携パートナーと共同開発中で、遅くとも2021年3Qからβ版提供開始を予定して

※2021年5月号掲載時点での情報です