「トビラシステムズの資本政策」
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出資先のトビラシステムズ(4441)が4月25日に東証マザーズに上場しました。
同社は迷惑電話フィルタ「トビラフォン」システムとアプリの開発運用しており、振り込め詐欺等の犯罪防止に貢献している企業です。
私ども㈱Kipsは同社の資本政策のアドバイザーとして、2013年2月にA種優先株式発行をアレンジしました。2015年3月には日本政策金融公庫からの資本性ローンと新株予約権付融資による資金調達を支援し、同時に当社自身も新株予約権付社債を引き受けました。
当時私どもはベンチャーファンドを設立しておらず、株価の客観性を裏付ける役割と同社の円滑な資金調達をサポートするため、自己資本による少額出資を行いました。上場直前の顕在株主は、同社役員と新株予約権を行使して普通株式を取得した私どもの4名だけです。A種優先株式と他の新株予約権は消却されました。
株式発行によって新たな株主が増えるだけでなく、株式の流動化や消却による株主構成の是正も資本政策においては考慮する必要があります。
株式は流動化が目的である以上、株主構成に完成はありません。トビラシステムズは上場によって飛躍的に増える株主とこれからどう向き合っていくか、公開企業として新たなステージを迎えています。私どもは長期保有株主としてこれからも同社の応援団でありたいと考えています。
【トビラシステムズ株式会社 会社概要】
設 立 :2006年12月1日上場日 :2019年4月25日 *公募株価2,400円
所在地 :愛知県名古屋市中区錦2-5-12
申請基準期:18/10期
売上高 842百万円
経常利益 222百万円
資本金 52百万円
純資産 270百万円
※「THE INDEPENDENTS」2019年5月号 - p38より