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「薬局と医薬品流通を救うAI需要予測サービス」

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【浅井 亨介氏 略歴】
1981年10月20日生まれ。金沢高校出身。立命館大学卒業。上場商社に入社後、創業オーナー直下で様々なプロジェクトに従事。2016年アサイクル株式会社設立。2018年代表取締役就任。

【アサイクル株式会社】
設 立 :2016年12月27日
資本金 :1,500千円
所在地 :石川県小松市南浅井町ロ54-1
事業内容:薬局向け各種システム・サービスの提供
従業員数:3名



薬局と医薬品流通を救うAI需要予測サービス



■医薬品流通の課題

 医薬品流通において、調剤薬局側で適正な在庫管理ができていないことが原因で、その流通コストが肥大化してきています。医薬品卸から薬局へ1~2回/日おこなう定期配送のほか、欠品が発生した場合の緊急配送が数回/日と常態化しています。これから迎える後発医薬品(ジェネリック医薬品)の利用促進、調剤薬局のかかりつけ薬局化等の変化により、急増する取扱品目数に対して、調剤薬局での高度な在庫管理・発注管理が急務となっています。
 アサイクルでは、この肥大化する医薬品の流通コストを大幅に抑制し、効率的で持続可能な医薬品流通を構築するためのサービスを開発しています。

■棚卸の新しいカタチ「PDS ZERO」

 「PDS ZERO」は、薬局・医療機関向けにクラウドベースで提供する各種サービスの総称です。棚卸補助アプリ「ZERO STOCK App」では、iPhoneやiPod Touchを高機能ハンディターミナル化し、薬品バーコードから必要な薬品情報を一瞬で読み取ります。これによって、従前の手作業による人的ミスをなくし、誰でも・簡単・スピーディー・正確な棚卸を実現します。また、処方予定のない不動在庫を買取業者へ売却する機能もついており、手間や誤入力だけでなく、廃棄される在庫もZEROにします。

■在庫管理・需要予測発注システム「ASKAN(アスカン)」

 経済産業省の「平成30年度商業・サービス競争力強化連携支援事業」に採択され、AIによる需要予測機能を搭載した医薬品の在庫管理・発注システム「ASKAN」の開発・実証実験を行っています。過去の患者の来局実績や調剤実績および患者特性や地域性、季節など様々なデータからAIが需要予測を行い、適切な発注量を自動算出します。これにより、調剤薬局等での大幅な省力化や、在庫率の改善による経営効率化と高い欠品回避率を実現できます。現在、さらなる予測精度・ユーザービリティ向上のため、実証実験にご協力いただける調剤薬局や病院、システムベンダー、製薬会社を募集しています。


※掲載時点での情報です