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「エコー検査動画伝送システム及びクローズSNSアプリの開発・運営」

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【李 晠範氏 略歴】
1964年生まれ。1987年国立全南大学校人文科学部。1987年宇成建設株式会社。1994年日本電子専門学校メカトロニックス科卒業。1999年WORLDWIN TECHNOLOGY CO.,LTD代表取締役歴任(VOD事業及びIPTV事業)。2015年ストーリーエム株式会社代表取締役就任。


【ストーリーエム株式会社】
設 立 :2004年6月8日
資本金 :40,400千円
所在地 :東京都千代田区神田須田町2-2-7トーハン須田町ビル7階
事業内容:エコー検査動画伝送システム及びクローズSNSアプリの開発・運営
従業員数:3名

No.884 ストーリーエム株式会社


「子供の成長記録を家族で共有するSNS『StoryM(ストーリーエム)』」






■産婦人科から始まるマイナス1歳からの家族の絆

『StoryM(ストーリーエム)』は、胎児から大人になるまでの成長の足跡をタイムライン形式で閲覧できる家族・親族限定のクローズ型SNSサービスです。産婦人科にあるエコー検査機器に専用端末を接続することで、お腹の赤ちゃんの動画像をスマホで簡単に確認・共有できます。今後の開発機能として、産婦人科と連携した体調管理、体重管理、栄養管理や、出産後に小児科と連携した、予防接種情報や医療サービスなどの配信機能を提供していきます。2018年3月、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」を活用し、3,480万円の開発資金の調達に成功しました。

■病院のサービスに付加価値をつける

病院は初期導入費用無料で端末を導入でき、サーバー通信費用のみで利用できます。妊婦には専用の認証カード(有料)を発行し、そのカードによって顧客管理ができます。さらに、病院からのプッシュ通知をユーザーに配信することができるため、病院サービスの一貫として情報配信サービスに活用できます。このようなサービスを通して、産後も「かかりつけ医」となってもらうきっかけ作りとして利用できます。

■少子化でも盛り上がる子供向け市場

少子高齢化で出生率は少なくなっていますが、一人の子供に対し父母、両祖父母の合計6名の財布がある6ポケット現象により、子供関連産業の市場規模は11兆円を超えています(矢野経済研究所調べ)。年間100万人の新生児が産まれてくるなかで、当社は5年以内に国内新生児の30%シェア獲得を目指します。6ポケットも同時にユーザーとして獲得していくことで、一気に会員数を伸ばしていきます。

■今後の事業展開

今後は、ハードウェア設計の技術力を活かし、IoT関連機器と連携した「おむつセンサー」や「体温測定デバイス」「見守りサービス」などを開発していきます。医療に寄り添った情報提供やAI分析によるレコメンド、既存の子供産業ビジネスの会社とのアライアンスなどにより、子供関連市場を皮切りに、将来的には全ての年代層のビジネスにつなげていくサービスとしていきます。