第2回「THE INDEPENDENTS CLUB」企業研究会 講演レポート
「無添加」や「IT化」をキーワードに独自のアイディアで次々と新サービスを開発、「くら寿司」を全国に展開している㈱くらコーポレーション田中社長に講演していただきました。
―経営に求められるのは「才能」
ビジネスは99%の才能と1%の努力です。盲目のピアニスト辻井伸之さんが優勝できたのは天才だからです。「努力すれば何でも手に入る」という発想は戦後教育の大きな過ちです。才能は何かを問い続ける事が重要です。いくら努力しても成果が出ない人は、早く見切りをつけて別のことをするべきです。
―シーズに気付く人、気付かない人
元祖回転すしの元禄寿司白石氏はアサヒビールの工場でアイディアを思いついたそうです。寝ても覚めても、常に頭の隅で求め続けたからこそ気付きを得られたのだと思います。ほんの小さなこと、ちょっとした違いに引っかかっていけるかどうかが分かれ目です。商売のネタはどこにでもあるのです。経済学者シュンペーターはイノベーションについて「発見ではない、組み合わせだ」と言います。何もない所からモノは作り出せるはずがありません。組み合わせることによって、新たなものができるのです。
―商売のコツは「人を知ること」
商売は人間の性質をきちんと理解することが重要です。皿の自動回収や直線型レーンは女性の食事姿を見られたくないという心理を解消するために発想しました。郊外の店は車で走っていてもすぐ認識できる店名である必要があります。名前で経営者のセンスがわかりますね。また、不衛生な店は絶対若者に支持されません。彼ら彼女らは綺麗である事が当たり前の世界で育っています。レストランはもちろんパチンコ店も綺麗なのに回転すしだけ例外という訳にはいきません。
―特許なしに成長した企業はない
日本では知的所有権は重要です。特許は必ず取るべきです。当社の皿の水回収システムは特許を取得しています。「ベルト」で先行するレーン会社の先行する特許に対して、当社は「水」に絞りなおして特許を取得しました。時間制限管理システムはQRコードを応用して特許を取得しました。これをひっくり返そうとする業者もいましたが、当時高価だったタグに代わるものとして審判官に特許として認めてもらいました。
―店舗のアメニティ化
「もはや仕掛けがなければ売れない時代になっている」と言われます。作れば売れる時代ではないのです。美味しい・安いは当然で、その先に何を以ってお客様に来店していただくかを考えなければなりません。「ビッくらポン」はお客様の声をきっかけに、ゲームの要素を取り入れて子供向けに発展させました。当社はアメニティに力を入れ、子供が喜んでくれるものを次々に発表するつもりです。
続きは「THE INDEPENDENTS 8月号」p4 でご覧になれます。


