あふれる古着に新たな価値を!
独自システムで全国に届けるECリユース。
株式会社ABJ 代表取締役 古田 正和 氏
■ 日本の衣類ゴミ問題と中古アパレル業界の課題当社は増え続ける衣類ゴミ問題に着目し、古着屋の売りたい︕買いたい︕をつなぐEC販売代行サービスを行っています。 現在、ファストファッションの台頭やアパレル業界の薄利多売化に伴い、衣類ゴミは年間約100万トン、約15億着も発生しています。その中で、ハイブランド品は買取競争が激化する一方で、低価格帯の古着は大量に廃棄される現状があります。当社は、低価格帯の古着に付加価値を与え販売を促進することで、循環型社会の実現に貢献していきます。 ■ 中古アパレルに特化したEC販売システム完全自社開発のEC販売システムは、古着特有のバーコードのない一点モノの単品管理に優れています。このシステムは、出品登録スピードとローコストオペレーションで業界随一の性能を誇り、パートタイマーのみでも効率的な業務遂行と圧倒的な出品力を実現します。これにより、商品の出品コストを他社の5分の1に抑え、売価1,000円の低価格古着でも採算を確保できます。 ■ 同業他社はライバルでない当社の『EC販売代行』は、全国15社と契約しており、取引先は古着を納品するだけで面倒なEC業務をすべて丸投げできます。また、最近では就労支援事業所向けにEC販売システムをレンタルし、障がい者の方々に新たな仕事の場を提供する事業も展開しています。我々自身は、①在庫を仕入れなくてもよい②資金繰りの圧迫が少ない③設備投資費用が比較的少ない④採用戦略に困ったことがない⑤パートさんだけで利益が出せる、という強みを生かし、同業他社との競合ではなく共闘を掲げ、古着業界全体の発展に貢献していきます。 |
|
コメンテーターより・・・ |
||
![]() |
ABJ様は、低価格帯の古着のEC販売に伴う独自の課題につき、自社開発のシステムによって対応されています。このように独自の用途に特化した機能を持つシステムに関しては特許を取得できることも多く、ABJ様の強みをアピールする一つの方法になると考えます。 衣服の大量廃棄が社会問題化する中でABJ様の事業の社会的意義は非常に大きく、こうした問題の解決のためにも、ABJ様の更なる事業発展を期待しています。 弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士 稲垣 紀穂 氏 |